複利の恐怖!!

複利とは?

複利とは、元本だけでなく、その元本に付いた利息にも再度利息がつく仕組みです。この複利が、資産形成の際には非常に強力なツールとなります。しかし、一方でクレジットカードのリボ払いにおいては、同じ複利が借金を雪だるま式に増やす恐ろしい存在となりえます。本記事では、投資信託とリボ払いにおける複利について詳しく解説します。

オルカンやS&P500等の投資信託における複利

投資信託は、複数の投資家から集めた資金を専門家が運用し、利益を再投資することで複利の力を最大限に引き出します。例えば、年率5%のリターンが期待できる投資信託に100万円を投資した場合、1年後の資産は以下のようになります:

1年後の資産=100万円×(1+0.05)=105万円1年後の資産 = 100万円 \times (1 + 0.05) = 105万円

さらに、この105万円を次の年に同じ年率で運用すると、

2年後の資産=105万円×(1+0.05)=110.25万円2年後の資産 = 105万円 \times (1 + 0.05) = 110.25万円

このように、複利は時間が経つにつれて資産を急速に増やす力を持っています。長期的な視点で運用することで、複利の効果はますます顕著になります。

クレジットカードのリボ払いにおける複利

一方、クレジットカードのリボ払いは、借金に対して非常に高い利率が適用され、その利息にも利息が付くため、借金が急速に膨らむリスクがあります。例えば、年率15%のリボ払いで100万円の借金がある場合、1年後には以下のようになります:

1年後の借金=100万円×(1+0.15)=115万円1年後の借金 = 100万円 \times (1 + 0.15) = 115万円

この借金がさらに次の年も同じ利率で増えると、

2年後の借金=115万円×(1+0.15)=132.25万円2年後の借金 = 115万円 \times (1 + 0.15) = 132.25万円

借金が急速に増加するため、リボ払いは非常に危険です。

投資信託 vs. リボ払い:複利の正と負

投資信託とリボ払いは、どちらも複利の力を利用していますが、その結果は全く異なります。投資信託では、複利が資産を増やす力となり、時間と共に豊かさをもたらします。一方、リボ払いでは、複利が借金を増やす力となり、最終的には負担が大きくなります。

賢い資産形成のために

資産形成を考える際には、以下のポイントを押さえておくことが重要です:

  1. 長期的な視点で投資する:複利の効果は時間と共に増大するため、長期的な投資が有利です。
  2. 高利率の借金を避ける:クレジットカードのリボ払いのような高利率の借金は避け、できるだけ早く返済しましょう。逆に、日本の住宅ローンのような金利が衝撃的なぐらい低い借金は繰上げ返済不要です。
  3. 定期的な見直し:投資信託のパフォーマンスを定期的に見直し、必要に応じてポートフォリオを調整します。

まとめ

複利は、正しく利用すれば資産を大きく増やす強力なツールです。しかし、逆に利用すれば借金を膨らませる危険な要素にもなります。賢く複利を利用し、健全な財務管理を心掛けることで、安心した生活と豊かな未来を築きましょう!

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